エンジョイハラスメント [ えんじょいはらすめんと ]
用語解説
【エンジョイハラスメントの定義と基本的な考え方】
エンジョイハラスメント(通称:エンハラ)とは、仕事や職場の行事に対して「楽しむこと」を過度に強要する行為を指します。
この言葉は、放送作家の鈴木おさむ氏が提唱したことで広く知られるようになりました。
本来、仕事にやりがいを感じたり、楽しみを見出したりすることはポジティブなことですが、それが「仕事は楽しまなければならない」「常にポジティブであるべきだ」といった価値観の押し付けに変わると、受け手にとっては深刻な精神的苦痛となります。
エンジョイハラスメントの厄介な点は、加害者側に「悪意」がほとんどなく、むしろ「良かれと思って」「職場の雰囲気を良くするために」という善意や熱意を動機としているケースが多いことです。
そのため、拒絶や否定がしにくく、個人の価値観やその時の心身の状態を無視した同調圧力が形成されやすいという特徴があります。
働き方が多様化する現代において、仕事とプライベートの境界線を大切にする人や、淡々と業務を遂行することに価値を置く人にとって、この「楽しさの強要」は個人の尊重を欠いた人権侵害になり得ると考えられています。
【エンジョイハラスメントの具体例と潜んでいるリスク】
エンジョイハラスメントは、企業の社風や上司の性格によってさまざまな形で現れます。
具体的な例としては、以下のような場面が挙げられます。
・「仕事は遊びだ」「夢を持とう」といったスローガンを唱和させ、冷めている社員を「意識が低い」と非難する
・休日開催のBBQや社内イベントへの参加を半強制し、断る理由を執拗に問い詰める
・多忙で疲弊している部下に対し、「今の苦労を楽しめ」「成長のチャンスだ」と精神論で片付ける
・飲み会やランチでの過度なハイテンションを求め、ノリが悪い者に罰ゲームやいじりを行う
・SNSでの職場ポジティブ投稿を強要し、プライベートな領域まで会社の広報に利用する
これらの行為が常態化すると、従業員は「楽しめていない自分がおかしいのではないか」という自己嫌悪や孤立感を深めていきます。
特に、元々メンタルヘルスに不安を抱えている人や、過重労働で心身ともに余裕がない人にとって、強制的なポジティブ思考は「心の逃げ場」を奪う結果となります。
また、エンジョイハラスメントが横行する職場では、深刻なトラブルや業務上の不備が「前向きに捉えよう」という空気によって隠蔽されやすく、組織的なリスク管理が疎かになるという弊害も指摘されています。
【退職サポートラボによる「無理をしない」再出発への支援】
エンジョイハラスメントが蔓延する環境で、「明るく振る舞わなければならない」という重圧に押し潰されそうになっている方は、非常に真面目で責任感の強い方が多い傾向にあります。
しかし、心のSOSを無視してまで今の環境に居続けることは、結果として長期的なキャリア形成を損なうことにもなりかねません。
「退職サポートラボ」は、職場の同調圧力から離れ、自分自身の人生を自分のペースで再構築したいと願う方々を、経済的・実務的な側面から全面的に支援します。
当サービスでは、退職を希望しながらも将来の生活に不安を感じている方に対し、失業手当の受給期間延長や傷病手当金といった公的制度の活用を体系的に指導します。
利用の流れとして、まずはLINEやメールによる無料の受給額診断を行い、その後、契約前に社会保険労務士とのオンライン面談を実施します。ハラスメントによって傷ついた心境を専門家に相談した上で、法的な根拠に基づき、自分がいくら受給できるのかを十分に納得してからサービスを開始できるのが強みです。
サポート期間中は、複雑な申請業務をタスク管理形式で専門スタッフが伴走するため、精神的な疲労で事務作業が手につかない状態でも着実に手続きを進めることが可能です。
さらに、プロのキャリアアドバイザーが「無理に楽しむ」必要のない、利用者の価値観に合った職場を紹介するキャリア支援も提供しており、十数年先を見据えた真の意味での安定を目指します。
完全成果報酬型で返金制度も完備しているため、経済的なリスクを最小限に抑えつつ、偽りの笑顔を求められる環境から脱却し、自分らしい人生を取り戻すための価値を提供いたします。
この用語の監修者
近藤 雅哉
経営と現場の双方に寄り添った支援を行っています。制度を整えるだけでなく、実際に現場で無理なく運用できるかまで見据えた提案を大切にしています。
