診断書 [ しんだんしょ ]
用語解説
診断書とは、医師が患者の病状や治療状況、労務への影響などを医学的見地から証明するために作成する書面である。
労働や社会保険の場面では、休職や復職、傷病手当金の申請、退職判断など、さまざまな手続きにおいて重要な役割を果たす。
会社に提出する診断書は、労働者が現在どのような病気やけがの状態にあり、就労が可能かどうかを判断するための資料として用いられる。
特に、うつ病や適応障害などの精神疾患の場合、外見からは判断しづらいため、診断書の内容が実務上の判断材料となることが多い。
【診断書に記載される主な内容】
・病名または症状名
・発症日や受診日
・現在の症状や治療状況
・就労の可否や制限内容
・休養が必要な期間の目安
診断書は、休職の可否や期間の判断、業務軽減措置の検討、復職可否の判断などに活用される。
会社によっては、休職開始時や休職延長時、復職時に提出を求められるケースも多い。
一方で、診断書はあくまで医師の医学的判断を示すものであり、最終的な人事判断は会社が行う点には注意が必要である。
そのため、診断書の内容と会社の判断が必ずしも一致しない場合もある。
【注意点】
・診断書の作成には費用がかかることが多く、原則として自己負担となる
・会社指定の書式がある場合は、事前に確認が必要
・内容に不明点がある場合は、主治医に補足説明を依頼することが望ましい
診断書は、労働者の健康状態を正しく伝え、無理のない働き方や適切な制度利用につなげるための重要な書類である。
制度を正しく理解し、必要なタイミングで適切に活用することが、トラブル防止と早期回復につながる。
