私物返却 [ しぶつへんきゃく ]
用語解説
私物返却とは、労働者が退職・解雇・休職などで会社を離れる際に、職場に置いていた個人所有の物品を会社から返してもらうことを指す。
ロッカー内の私物、デスク周りの私用品、私服、個人購入の文房具などが該当し、これらは会社の所有物ではないため、原則として本人に返却されるべきものである。
私物返却は退職時の事務手続きの一部として扱われることが多いが、退職の経緯や職場環境によってはトラブルが生じやすいポイントでもある。
特に即日退職や緊急退職、解雇の場合、本人が職場に立ち入れなくなり、私物を自力で回収できないケースも少なくない。
【私物返却でよくあるトラブル例】
・会社が私物の引き渡しを拒否、または後回しにする
・上司や同僚を通じた返却を強要され、精神的負担が大きい
・私物が紛失・破損していたが、会社が責任を認めない
・返却時期が不明確で、連絡が途絶える
【返却方法と対応】
私物返却は、本人が直接受け取る方法のほか、郵送や宅配便を利用する方法も一般的である。
即日退職や会社との連絡を避けたい場合には、第三者を介した対応や、退職代行サービスを通じて私物返却を依頼することも可能である。
【法的な考え方】
会社が正当な理由なく私物の返却を拒否する行為は、不法行為や財産権の侵害に該当する可能性がある。
また、返却を条件に退職手続きを妨げる行為は、違法と判断される場合もあるため注意が必要である。
私物返却に不安がある場合は、事前に返却方法や時期を文書やメールで確認し、証拠を残しておくことが望ましい。
退職時の精神的負担を減らすためにも、私物返却は冷静かつ計画的に進めることが重要である。
