無料で相談する

就業規則 [ しゅうぎょうきそく ]

用語解説


就業規則とは、企業が労働者に守ってほしいルールや、働くうえでの条件・制度をまとめた職場の憲法のような存在である。
労働基準法では、常時10人以上の労働者を雇う会社には作成と届出が義務付けられており、会社と労働者がトラブルなく働くための基盤となる。
勤務時間・休日・賃金・退職・懲戒・表彰など、労務に関する主要ルールはすべて就業規則に記載される。

就業規則が重要視される理由は、労働条件の明確化によって誤解やトラブルを防ぎ、企業の秩序を保つ役割を果たしているためである。
例えば、遅刻や欠勤の扱い、残業のルール、育児休業の取り方、服務規律やハラスメント禁止など、実際の職場で起こり得る場面に対応するための内容が詳しく定められる。
会社側が独断で変更したり、従業員に不利益な扱いをしたりすることは許されず、法律との整合性が求められる。

また就業規則は、従業員に周知されて初めて効力を持つ。紙で配布する、社内イントラで公開する、掲示板に貼るなど、従業員がいつでも確認できる状態にしておく必要がある。
周知が不十分な場合は、規則があっても適用できないケースが生じるため注意が必要である。

近年では、リモートワークの普及や副業容認の流れを受けて、就業規則の見直しやアップデートが多くの企業で行われている。
企業文化や働き方の多様化に合わせて柔軟に設計する一方、労働基準法や最新の行政解釈に沿った内容であることが必須となるため、社会保険労務士など専門家の関与が重要視されている。

就業規則は、企業の方針と従業員の働き方を一致させ、よりよい職場環境をつくるための共通ルール。
正しく整備され、適切に運用されているかどうかが、会社の健全な運営と従業員の安心につながる。

退職にまつわる給付金申請サポート

キーワードから記事を探すkeyword

キーワード