合意退職 [ ごういたいしょく ]
用語解説
合意退職とは、労働者と会社の双方が退職について合意したうえで、雇用契約を終了させる退職形態を指す。
一方的に退職の意思を示す自己都合退職や、会社側が主導する解雇とは異なり、当事者間の合意に基づいて成立する点が特徴である。
合意退職は、退職時期や条件について柔軟な調整がしやすいというメリットがある。
例えば、退職日、有給休暇の消化、業務引継ぎ期間、退職金の扱いなどについて話し合いで決めることが可能である。
【合意退職が選ばれる主なケース】
・円満に退職したい場合
・会社から退職勧奨を受けた場合
・トラブルを避けつつ退職条件を整理したい場合
・労使双方にとって解雇よりリスクが少ない場合
一方で、合意退職は「合意」が前提となるため、労働者が不利な条件を受け入れてしまうリスクもある。
特に、実質的には退職を強要されているにもかかわらず、合意退職として処理されるケースには注意が必要である。
【注意すべきポイント】
・合意内容は書面(退職合意書など)で残す
・失業給付における離職理由の扱いを確認する
・退職金や有給消化の条件を明確にする
合意退職であっても、実態が退職強要や不当な圧力によるものであれば、法的に争える可能性がある。
退職理由や手続きに不安がある場合は、専門家や労働組合などに相談することが望ましい。
合意退職は、話し合い次第で双方にとって納得感のある退職が実現できる一方、慎重な判断が求められる退職形態である。
条件を十分に確認し、冷静に合意することが重要である。
