マイナンバー [ まいなんばー ]
用語解説
マイナンバーとは、日本国内に住むすべての個人に付与される12桁の番号で、正式名称を「個人番号」という。
社会保障・税・災害対策の3分野で情報を正確かつ効率的に管理するために導入された制度であり、行政手続きの簡素化や不正防止を目的としている。
国民一人ひとりが固有の番号を持つことで、手続きの重複や情報の行き違いを減らし、行政サービスの質を高める仕組みとなっている。
マイナンバーは、会社での年末調整、雇用保険や健康保険の加入手続き、税金の申告、児童手当の申請、災害時の支援金給付など、日常生活の幅広い場面で必要になる。
企業は従業員のマイナンバーを適切に収集・管理する義務があり、漏えいや目的外利用が起きないよう厳しい管理体制が求められる。
利用できるのは法律で認められた目的に限られており、安易な利用や他人への開示は法律違反となる。
また、マイナンバーを安全に使うための身分証として「マイナンバーカード」が発行されている。
カードには本人の顔写真・ICチップが搭載され、オンラインでの本人確認や行政サービスの利用(マイナポータル、コンビニでの証明書発行など)が可能。
近年では健康保険証としても利用できるようになり、医療機関での受付がスムーズになるなど利便性が高まっている。
一方で、紛失時のリスクや情報管理に対する不安もあるため、パスワード管理や保管には細心の注意が必要である。
企業・行政・個人が正しく取り扱うことで、マイナンバー制度は事務手続きの効率化と公平な社会制度を支える役割を果たす。
正しい理解と適切な運用が求められる重要な番号といえる。
