社会保険料 [ しゃかいほけんりょう ]
用語解説
社会保険料とは、労働者やその家族が病気・ケガ・失業・老後などの生活上のリスクに備えるために負担する、公的保険制度の保険料のことをいう。
主に「健康保険」「厚生年金保険」「雇用保険」「介護保険(40歳以上が対象)」の4種類があり、会社に勤める人の場合、保険料の多くは会社と労働者が折半で負担する仕組みになっている。
給与から天引きされるため、手取り額に直接影響する重要な項目である。
社会保険料は「標準報酬月額」と呼ばれる給与額をもとに算出され、毎年7〜9月の給与を基準として翌年の保険料が決まる。
昇給や残業の増加で給与が上がると保険料も上がり、反対に休職・時短勤務などで給与が下がれば保険料も減る。
保険料は高額に感じられることが多いが、その分、手厚い保障を受けられる点が特徴である。
たとえば、健康保険では医療費が自己負担3割で受けられ、病気やケガで働けなくなった場合には「傷病手当金」が支給される。
また、出産時には「出産育児一時金」や「出産手当金」が受け取れるなど、日常生活を支える重要な役割を果たしている。
厚生年金保険では老後の基礎的な生活を支える年金額が増えるほか、障害年金や遺族年金などの保障も含まれ、家族全体の安心につながっている。
雇用保険では、失業時に「基本手当(失業給付)」を受け取れるほか、再就職手当などの各種給付制度が用意されている。
40歳以上が負担する介護保険料は、高齢者の介護サービスを社会全体で支えるための制度であり、今後ますます重要性が高まっている。
社会保険料は負担が大きい一方、個人では到底まかなえないようなリスクを社会全体で支え合う仕組みとして不可欠なもの。
正確に理解することで、手取り額や将来受け取れる給付のイメージをつかみやすくなる。
長期的なライフプランを考えるうえでも、社会保険料の仕組みを知っておくことは非常に重要である。
